Supersonic(スーパーソニック)のストーリー・エピソード

彼らオアシスのデビュー・アルバム「Definitely Maybe(デフィニットリィ・メイビー)」に収められた、この名曲「Supersonic(スーパーソニック)」。アルバムとしても、デビュー・アルバムでありながら英国のチャートで1位を記録している名盤である。

この楽曲はゆったりとしたロックンロールサウンドに、悪く言えばダラダラとしたリアムのボーカルが絡む、いかにも彼ららしいサウンドだ。正直私は音楽を聴き始めた時、彼らのこういった楽曲は好きではなかった。むしろ嫌いと言っても良かった。アメリカンハードロックばかり聴き、しかも中二病時期の自分には理解する能力がなかったと言ったほうが正しいかもしれない。

でも、今は少し大人になったのか、色々な音楽を聴いてきたことで、彼らのサウンドの素晴らしさが感じられるようになったように思う。それに、彼らのビートルズやその他敬愛するアーティストへのリスペクトや愛情が沢山詰まっているのも、自分に気持ちを開かせたように思う。この名曲にも「イエロー・サブマリン」との歌詞や、フレーズにビートルズを感じる。歌詞、和訳の内容は労働者階級の暮らしを感じさせられるものだが、決して悲観していない思いが、彼らの歌詞からは感じられる。


名曲収録・名盤アルバムの紹介

Oasis(オアシス)の名曲、Supersonic - スーパーソニックが収録されたアルバム title01 Supersonic(スーパーソニック)
album01 Definitely Maybe(デフィニットリィ・メイビー)
artist01 Oasis(オアシス)

Supersonicの動画・PV

 
"それも明日が来る前にな"

Supersonicの和訳と英語歌詞

  • 【和訳】

    俺は俺自身でいなきゃならない
    他の誰かに成れるわけではないからね
    超音速を感じている
    俺にジンとトニックをくれよ
    お前は全部手にできるけど、どれほど欲しいっていうんだ?
    笑わせてくれるぜ
    俺にサインをくれよ
    お前のBMWを乗っていいかい?
    代わりに俺のイエロー・サブマリンに乗せてやるさ

    お前は自分で探さなきゃいけないよ
    だって誰も俺の本心なんて教えてはくれないんだから
    自分の言いたいことを言うために、自分のやり方を見つけないとな
    それも明日が来る前にな

    だって俺の友達がお前の家に連れてってやるよって言ったんだ
    奴はいつも1人で隅っこに座っている
    滝の下に住んでいるんだ
    誰も奴を見ないし
    誰も奴の声なんて聞いたことないんだ
    誰も奴の声なんて聞いたことないんだ

    お前はお前自身でいなきゃならない
    他の誰かに成れるわけではないからね
    エルサって呼ばれた女は知ってる
    彼女はアセチルサリチル酸漬けだった
    超音速の列車上でもそれを竹筒で吸い込むようなやつさ
    それに彼女も笑わせてくれるんだ
    彼女のサインももらったよ
    彼女はヘリコプターでもドクターとやるようなやつさ
    テッシュから吸い込みながら
    ビックイシューを売っていたよ

    彼女が見つけたとしても
    誰も俺の本心なんて教えてはくれない
    自分の言いたいことを言うために、自分のやり方を見つけないとな
    それも明日が来る前にな

    *繰り返し
  • 【英語歌詞】

    I need to be myself
    I can't be no one else
    I'm feeling supersonic
    Give me gin and tonic
    You can have it all but how much do you want it?
    You make me laugh
    Give me your autograph
    Can I ride with you in your BMW?
    You can sail with me in my yellow submarine

    You need to find out
    'Cause no one's gonna tell you what I'm on about
    You need to find a way for what you want to say
    But before tomorrow

    *'Cause my friend said he'd take you home
    He sits in a corner all alone
    He lives under a waterfall
    Nobody can see him
    Nobody can ever hear him call
    Nobody can ever hear him call

    You need to be yourself
    You can't be no one else
    I know a girl called Elsa
    She's into Alka Seltzer
    She sniffs it through a cane on a supersonic train
    And she makes me laugh
    I got her autograph
    She done it with a doctor on a helicopter
    She's sniffin in her tissue
    Sellin' the Big Issue

    When she finds out
    No one's gonna tell you what I'm on about
    You need to find a way for what you want to say
    But before tomorrow

    *repeat

英詞の単語・述語ピックアップ

supersonic [sùːpɚsάnɪk]:超音速の
tonic [tάnɪk]:強壮剤, 養毛剤, ヘアトニック
autograph [ˈɔːṭəgr`æf]:自筆, 肉筆
submarine [sˈʌbmərìːn]:海底の, 海底に生じる, 海中で使う
corner [kˈɔɚnɚ]:(二線が合う外側の)角(かど), 曲がり角
waterfall [wˈɔːṭɚf`ɔːl]:滝, 瀑布, 落水
sniffs [snɪ́fs]:sniffの三人称単数現在。sniffの複数形。(…を)ふんふんかぐ
cane [kéɪn]:(籐(とう)・竹・シュロ・サトウキビなど節のある)茎, (キイチゴの)茎

名曲への感想

感想は後ほど。